臨書を楽しむ2:孔子廟堂碑[唐・虞世南/楷書]

こうしびょうどうひ[とう・ぐせいなん]

臨書を楽しむ2:孔子廟堂碑[唐・虞世南/楷書]
著者 宮崎葵光
ジャンル 書道 全集・シリーズ > 全集・シリーズ
書道書籍 > 技法 > 漢字
ISBN 9784544150025
判型・ページ数 A4・80ページ
定価 2,750円
(本体2,500円+税10%)
在庫 品切れ・重版未定

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学書にとって最も重要で、基本的な古典を楽しく学べるように編んだテキスト。
第2巻は、楷書の典型として今日まで揺るぎない地位を占める唐・虞世南「孔子廟堂碑」の半紙による臨書学習を中心とする。

【基本解説】概説――宮崎葵光

【原本図版】孔子廟堂碑 李宗瀚旧蔵唐拓孤本

【特徴】  横画/縦画/はね/転折/はらい/点/主画/向勢/余白

 ◉コラム 原刻・覆刻・描摹

【半紙臨書作例】*原刻とされる文字のみ         〈ポイント〉
 〔臨書:宮崎葵光〕微臣属書東觀            ◦等分割の原理 ―横画―
          預聞前史若乃            ◦膨らみのある右はらい
          知幾其神惟(睿)作         ◦伸びやかな主画
          聖玄妙之境希            ◦左密右疎
          夷不測然則三            ◦しなる縦画
          五迭興(典)墳(斯)著神      ◦大胆な余白
          功聖(跡)可(得)言焉(自肇立)書 ◦押し出すハネ
          契初分爻(象)委裘         ◦余白の美
          垂拱之風革(夏)翦         ◦行意の筆画
          商之業雖復質(文)         ◦下部の空間
 〔臨書:石永甲峰〕殊致進讓罕(同)靡         ◦伸びやかな「辶」
          不拜洛觀河膺            ◦左はらいのある文字
          符受命名居(域)中         ◦変化のある縦画
          之大手握天下            ◦ゆったりしたハネ
 〔臨書:福光幽石〕之(圖)象(雷)電以立(威)刑   ◦均斉と均衡
          法陽春而(流)恵(澤然)後     ◦上下の中心移動
          化漸八方(令)行四         ◦隷書の筆意
          海未有(偃)息郷黨         ◦穏やかな「氵」
 〔臨書:森嶋隆鳳〕栖遲洙泗不預            ◦スキのない構造
          帝王之錄遠跡            ◦明るい接し方
          胥史之儔而徳            ◦寄りかかる姿勢
          侔覆載明兼日(月)         ◦余裕のある偏旁

 ◉コラム 太宗皇帝と虞世南

【条幅臨書・倣書作例】
 〔臨書:宮崎葵光〕臨孔子廟堂碑
 〔倣書:石永甲峰〕張宛丘詩
 〔倣書:福光幽石〕従軍行
 〔倣書:森嶋隆鳳〕良寛詩

 ◉コラム 孔子と孔子廟――歴代王朝の権威の象徴

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