臨書を楽しむ4:蘭亭叙[東晋・王羲之/行書]

らんていじょ[とうしん・おうぎし]

臨書を楽しむ4:蘭亭叙[東晋・王羲之/行書]
著者 山本悠雲
ジャンル 書道 全集・シリーズ > 全集・シリーズ
書道書籍 > 技法 > 漢字
ISBN 9784544150049
判型・ページ数 A4・80ページ
定価 2,750円
(本体2,500円+税10%)
在庫 品切れ・重版未定

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学書にとって最も重要で、基本的な古典を楽しく学べるように編んだテキスト。
第4巻は、古今の名品として誰もが習う、東晋・王羲之「蘭亭叙」の半紙による臨書学習を基本とする。

【基本解説】概説――山本悠雲

【原本図版】蘭亭叙 神龍半印本

【特徴】  運筆のリズム/起筆/はね/転折/左はらい/右はらい/外形/バランス

 ◉コラム 王羲之の人と書

【半紙臨書作例】            〈ポイント〉
 〔臨書:山本悠雲〕 永和九年歳在   ◦落ち着いた筆致
           癸丑暮春之初   ◦中心のズレ
           會于會稽山陰   ◦「★(ひとやね)」の傾き
           之蘭亭脩禊事   ◦左の余白
           也羣賢畢至少   ◦割れた線の処理
           長咸集此地有   ◦疎密の差
           崇山峻領茂林   ◦偏旁の組み合わせ
           脩竹又有清流   ◦右方向への拡がり
           激湍暎帶左右   ◦偏旁の幅
           引以為流觴曲   ◦頭部の空間
 〔臨書:佐々木宏遠〕水列坐其次雖   ◦起筆の方向
           無絲竹管弦之   ◦字間の変化
           盛一觴一詠亦   ◦余白の妙
           足以暢叙幽情   ◦伸びやかなはらい
 〔臨書:澤田虚遊〕 是日也天朗氣   ◦筆脈の貫通
           清恵風和暢仰   ◦軽やかな線
           觀宇宙之大俯   ◦文字の大小
           察品類之盛所   ◦太細の調和
 〔臨書:原田玉童〕 以遊目騁懐足   ◦抜き放つはらい
           以極視聽之娯   ◦同字の処理
           信可樂也夫人   ◦筆画の強調
           之相與俯仰一   ◦動的なバランス

 ◉コラム 蘭亭叙さまざま

【条幅臨書・倣書作例】
 〔臨書:山本悠雲〕 臨蘭亭叙
 〔臨書:原田玉童〕 臨蘭亭叙
 〔倣書:佐々木宏遠〕梁有誉詩
 〔倣書:澤田虚遊〕 呉寛句

 ◉コラム 蘭亭叙の謎

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(本体2,500円+税10%)

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