来楚生篆刻秘法

らいそせいてんこくひほう

来楚生篆刻秘法
著者 梅舒適 監修
真鍋井蛙 編訳
ジャンル 書道書籍 > 技法 > その他
書道書籍 > 篆刻・刻字
出版年月日 2002/09/27
ISBN 9784544010763
判型・ページ数 A5・248ページ
定価 2,860円
(本体2,600円+税10%)
在庫 在庫あり

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中国近代を代表する来楚生(1903〜1975)の篆刻は、多彩で個性的なことから近年特に注目され始めた。本書は、来楚生篆刻芸術の生成から結実を正確に捉え、魅力的な一印一印を子細に分析する。技術的な奥義も余すところなく披露。もっと篆刻を楽しもうという人には堪えられない一冊。

 

 
    序    梅舒適

    原著について
    前言

第一章 作品に見る来先生の思想と人となり
     一 屈強なる精神
     二 夫婦の愛情は深し
     三 自愛自重
     四 思想上の愛と憎を明らかにする

第二章 刻印の手順
     一 印材を鑑別する
     二 印面を磨く
     三 章法を決定する
     四 篆写印稿
     五 水印上石(印面への転写)
     六 奏刀鐫刻
     七 刻り上がりの点検と補正
     八 印泥を付け鈐印する

第三章 来先生の刻印と書画
     一 来先生の書法芸術
       〈1〉隷書 〈2〉行草書 〈3〉篆書 〈4〉その他の書体
     二 来先生の絵画芸術
       〈1〉風格 〈2〉章法布局 〈3〉筆趣
     三 来先生の書画上における印の使い方

第四章 来先生の篆刻の原点と発展の過程
     一 早期作品
     二 中期作品
     三 後期作品
     四 明清流派への学習

第五章 章法と風格
     一 虚実
       〈1〉自然な虚実 〈2〉人為的な虚実
     二 統一と調和
       〈1〉線の方円の問題 〈2〉偏・旁・部首の統一 〈3〉字形の統一 
       〈4〉方円の結合 〈5〉異なる書体風格の統一
     三 呼応
       〈1〉対角の呼応 〈2〉部分が酷似する呼応 〈3〉朱を残す呼応 
       〈4〉曲折する呼応
     四 形に従う配置
     五 左右対称な表現の重複と平行する線を排除する
     六 移位・屈伸および合文など

第六章 側款
     一 款を刻す面の選択
     二 側款の形式と位置
     三 側款の書体
     四 側款の刀法

第七章 刀法
     一 刀具
     二 執刀
     三 刀法

第八章 隷書印および行楷草書印
     一 早期の隷書印
     二 晩年の隷書印
     三 楷書・行書・草書印

第九章 肖形印
     一 概括が簡潔で、気韻は高古
     二 特徴をしっかり摑み、強調し誇張する
     三 変化と変形
       〈1〉鼠形 〈2〉牛形 〈3〉虎形 〈4〉兎形 〈5〉龍形 〈6〉蛇形 
       〈7〉馬形 〈8〉羊形 〈9〉猿形 〈10〉鶏形 〈11〉犬形 〈12〉猪形 
       〈13〉十二肖生の組印 〈14〉多形肖生印
     四 刀法が大胆で気迫があり、「破」字が眼前に迫る

第十章 仏像印
       〈1〉仏像 〈2〉観音・菩薩類 〈3〉故事を帯びた仏像印 〈4〉金剛力士類
       〈5〉その他

第十一章 結び
       来楚生刻印
       訳者あとがき

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(本体2,600円+税10%)

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