F1解剖講座　データで見るF1グランプリ

ターボ時代からNAへ、めまぐるしく激闘を展開するF1。その舞台裏は、緻密なデータの積み重ねを武器とするコンピュータ戦争だ。元ホンダF1チームの監督、後藤 治が日本機械学会で行なった講演をもとに、門外不出の極秘データを駆使、なぜF1があんなに速く走れるのかを解析した空前の参考書。

はじめに ―― ホンダＦ１プロジェクトチーム 後藤治

第 1 章　たゆまぬ進歩を求めるＦ１グランプリ
第 2 章　技術の限界に挑み続けたホンダＦ１挑戦史
第 3 章　想像を絶する現代Ｆ１カーの性能
第 4 章　Ｆ１カーは先端素材のかたまり
第 5 章　Ｆ１カーの生命にぎるタイア
第 6 章　難しいサスペンションのセットアップ
第 7 章　シャシー剛性がすべての源
第 8 章　空力なくしてレースなし
第 9 章　陰の主役　ブレーキ
第10章　極限の効率を狙うＦ１エンジンの世界
第11章　信じ難いターボの技術革新
第12章　マウントと振動のイタチごっこ
第13章　情報を制する者はＦ１を制す
第14章　コンピューターで読む展開

補習のページ ◆時間割◆１時間目　ホンダＦ１部隊は１００人
　　　　　　　　　　　 ２時間目　タイアはどうやって選ぶのか
　　　　　　　　　　　 ３時間目　ターボＦ１の燃料はこんなに特別
　　　　　　　　　　　 ４時間目　みんな手を焼いたＰＯＶ
　　　　　　　　　　　 ５時間目　ビッグボアかロングストロークか
　　　　　　　　　　　 ６時間目　セナとプロストの比較いろいろ
　　　　　　　　　　　 ７時間目　ＮＡエンジン・パワーアップの足跡
　　　　　　　　　　　 ８時間目　ホンダ・レーシングエンジンの名前
　　　　　　　　　　　 ９時間目　ヘッドギアの微妙なテクノロジー

編集部あとがき ―― CAR GRAPHIC 熊倉重春