詩稿「暗愚小伝」高村光太郎

しこう あんぐしょうでん たかむらこうたろう

詩稿「暗愚小伝」高村光太郎
著者 北川太一
ジャンル 書道書籍 > 単行本 > 作家・評伝
出版年月日 2006/03/22
ISBN 9784544030433
判型・ページ数 B5・152ページ
定価 2,750円
(本体2,500円+税10%)
在庫 在庫あり

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高村光太郎没後50年記念出版!

戦時中に発表した詩により文壇で戦争責任を問われるに至った光太郎は、自らの内的整理をなすべく岩手の山中に独居生活を選び、「暗愚小伝」を著した。インクを水で薄めて書かれた文字は、その悲痛な心境を我々の眼に直接訴えかけてくる。 本書はこの清書原稿を精緻な印刷によって原寸・原色で再現し、草稿を附録。更に光太郎研究の第一人者による各詩篇の注解及び「暗愚小伝」の成立と反響に関する詳細な解説を加えた。



 
詩稿「暗愚小伝」高村光太郎
  「暗愚小伝」清書原稿
  「暗愚小伝」草稿
  「暗愚小伝」発想稿
  「暗愚小伝」断片
   原色図版解説
  「暗愚小伝」釈文

Ⅰ 詩篇注解
  ■家    土下座(憲法発布)/ちょんまげ/郡司大尉/日清戦争/御前彫刻/
        建艦費/楠公銅像
  ■転調   彫刻一途/パリ
  ■反逆   親不孝/デカダン
  ■蟄居   美に生きる/おそろしい空虚
  ■二律背反 協力会議/真珠湾の日/ロマン ロラン/暗愚/終戦
  ■炉辺   報告(智恵子に)/山林

Ⅱ 「暗愚小伝」の成立
        雑誌『展望』
        その発端―もう一つの構想
        一群の詩―意図と制作
        発表

Ⅲ 反響
        書簡
        戦争責任論
        「暗愚小伝」論議
        詩集『典型』

  覚え書き

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